古文書庫◆『根南志具佐』◆

梅色夜話
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■『根南志具佐』とは■
出版年 前編→宝暦13年(1763)。後編→明和6年(1769)。
作者 天竺浪人(=平賀源内)
*談義本。「ねなしぐさ」と読み、「根無草」などとも表記する。
*俳優の死を題材に、当時の世相を滑稽・風刺的に描いている。
*ので、すごく面白いトコロと、あんまり面白くないトコロがある……
 とは管理人の勝手な感想ですが……。
底本『風来山人集』(風来山人(平賀源内)、岩波書店、日本古典文学大系55)


■登場人物■
閻魔大王(えんまだいおう) いわずと知れた地獄の王。
初めは男色嫌いだったが、菊之丞の絵姿を見てひと目惚れする。
瀬川菊之丞(せがわきくのじょう) 二代目(初代・菊之丞の養子)。美貌を謳われた若女形。
通称、王子路考(おうじろこう:王子は江戸の地名)。1741年に生まれる。
荻野八重桐(おぎのやえぎり) 女形、二代目。父親の死後、初代・菊之丞に引き取られる。
1763年6月15日(旧暦)に隅田川で溺死。没年38らしい。

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